【検査75gOGTT】とは、ブドウ糖負荷試験のことです。糖尿病が疑われている人に、糖尿病かどうかを確定診断します。

毎月採血してチェックしているHbA1c。今月の結果、あなたはどこになるかな?

高尿酸血症、高血圧、 肥満、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高血圧・ 高尿酸血症、高血圧などについて。

 
 

ドクターからの一言

「強化インスリン療法について」(2008年8月)
 非常にコントロールの悪い2型糖尿病の患者さんが数名居り、当院ではそういう患者さんに対してはやむなく強化インスリン療法を行っています。しかし以前より、高インスリン血症は肥満や動脈硬化に関与することが言われており、この治療法で矛盾がないのかという疑問が常に頭の中にありました。
 先日、何気なくメディカル トリビューンを読んでいたら、「強化インスリン療法より減量が有効」という記事が目に付きました。それによると、米国のUnger教授が「インスリン抵抗性および肥満を伴う2型糖尿病患者に対する強化インスリン療法は、糖尿病の原因となる脂肪酸を増加させるため禁忌である」と述べています。確かにインスリンには脂肪分解抑制や脂肪酸合成促進といった作用があります。だからインスリンの容量を上げていくと、結局は体脂肪や血中脂肪を増やしてしまう結果になってしまうのです。
 Unger教授は「インスリンを増量すると、ブドウ糖が脂肪産生に回る。現在では、体脂肪を減らしてインスリン抵抗性に対処することで糖尿病を改善する治療法がある。インスリン療法は、このような治療法がすべて不成功な場合にのみ用いるものだ」としています。
 いろんな治療法でうまくいかなかったから強化インスリン療法になったわけなんですが、強化療法に限らずインスリン療法を行っている患者さんは、出来る限りインスリン抵抗性を改善する治療に努め、インスリン量はなるべく抑えていった方が賢明かもしれません。


「食後高血糖について」(2008年6月)
 医者に成り立ての頃、今から二十数年も前になりますが、糖尿病のコントロールは空腹時血糖値に強く重点を置いており、外来患者さんも食事を摂らずに来院してもらって血糖値を測定していました。その後、血糖コントロールの指標としてはHbA1cが主流となり、外来でも随時血糖を測定することが一般的となりました。
 HbA1cを指標とした糖尿病の厳格な管理を行うにあたって、食後の急激な血糖上昇(グルコーススパイク)を無視していてはHbA1cを目標値まで下げることは困難です。またそればかりでなく、最近になって食後高血糖そのものが相当有害であることが明らかになってきました。
 2007年9月に、国際糖尿病連合(IDF)が「食後血糖管理のためのガイドライン」を発表しました。それによると、食後高血糖は心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害のリスクを高めることが明記されています。また食後高血糖は糖尿病になる前の予備軍の段階から認められ、その管理は非常に重要であることが記されています。
 健常人の血糖値は、何を食べてもいつ測定しても常に70~140mg/dlの狭い範囲内で変動していると言われています。国際糖尿病連合では、この健常人と変わらない血糖変動、即ち食後でも140mg/dl未満を目指すことを目標にしています。