よくわかる糖尿病講座
糖尿病とは? 低血糖とは? 三大合併症 経口血糖降下薬について インスリン製剤の基礎知識 SMBG(血糖自己測定)とは Sick day
 
  1.Sick day(シックデイ)の注意  
   
  2.Sick day(シックデイ)のインスリン注射  
   
  3.食事の工夫  
   
 
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Sick day(シックデイ)とは?

 Sick day(シックデイ)とは、糖尿病の患者さんが糖尿病以外の病気にかかったときの事をいいます。Sick day(シックデイ)という特別な言葉があるのは、Sick day(シックデイ)には特別な注意が必要だからです。

1.Sick day(シックデイ)の注意
 Sick day(シックデイ)にはその原因が発熱、風邪などの感染症や下痢、腹痛などの些細な病気でも、血糖コントロールが乱れて、糖尿病が悪化しやすいので、対応の仕方を知っておくことが大切です。血糖コントロールが乱れると、風邪、発熱、下痢などの病気も治りにくくなり、そのことがさらに血糖コントロールを悪化させるという悪循環になります。原因となった病気への対応が遅れたり、誤った自己治療をすると、場合によっては危険な状態になることもあります。

特に感染症の時は体力の消耗を防ぎ、抵抗力を高めることで悪化を防ぐことができます。温かくして安静にすることも必要です。


2.Sick day(シックデイ)のインスリン注射

 

★Sick day(シックデイ)には血糖が変動する要素が多いので、早めに受診し、主治医とよく相談することが大切です。

3.食事の工夫
(1)Sick day(シックデイ)には、普通より食欲が落ち、朝、昼、夕の食事摂取量が少なくなりがちです。無理にいつもの食事計画に従う必要はありません。3食で不足したカロリー分を、間食と夜食で補うようにしてください。

 

(2)食事の内容も、年齢、症状の程度に応じて、食欲をそそるように工夫してください。消化の良いものが良いでしょう。

電解質を補給するために塩分のある味噌汁やスープもいいでしょう。冷たくないものをゆっくり摂って下さい。

(3)血糖値が高いときには脱水になりやすいので、水分や電解質を十分に補給するようにしてください。食欲がなくても、出来るだけ水分を摂るようにしましょう。水を飲んで糖尿病が悪くなることはありません。目安として、1日コップ6〜8杯(1.2〜1.6リットル)の水分は摂りましょう。経口補水液も有効です。冷たくせずに常温で小まめに摂取して下さい。

 ただし清涼飲料水などのように、糖分の非常に多いものはさらに血糖が大きく上昇するので、それだけを大量に飲まないようにしましょう。もし吐き気や嘔吐のために、水分も摂る事が出来ない状態ならば、主治医に相談してください。吐き気止めの薬や、点滴などが必要な場合もあります。

4.病状のチェック
体調の悪い時にセルフチェックするのは大変かもしれませんが、特に65歳以上の高齢者は病状が急に悪化しやすいため、後で後悔しないためにも病状だけでなく、摂取量などもチェックし家族にも協力してもらうことが必要となってきます。早めに受診したり、主治医と相談するように心がけましょう。
 
 
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赤池循環器消化器内科