よくわかる糖尿病講座
糖尿病とは? 低血糖とは? 三大合併症 経口血糖降下薬について インスリン製剤の基礎知識 SMBG(血糖自己測定)とは Sick day
 
  1.糖尿病とはどんな病気?  
   
  2.血糖とインスリンについて  
   
  3.糖尿病の治療のポイント  
   
  4.糖尿病と言われたら具体的にどうすればよいか?  
   
  5.まとめ  
   
     
 
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ステップA 糖尿病とは?(2)

3.糖尿病の治療のポイント
(1)糖尿病診療に用いるHbA1c(NGSP)値

■ 糖尿病診療に用いる値

項目 HbA1c(NGSP)値
基準範囲 4.6%〜6.2%
診断基準 ≧6.5%
コントロール目標値 <6.9%
糖尿病の疑いが否定できない 6.0%〜6.4%
将来の糖尿病発症の高リスク群 5.6%〜5.9%

■ 血糖コントロール指標とその範囲

評価 HbA1c(NGSP)
6.2%未満
6.2%〜6.9%未満
可)不十分 6.9%〜7.4%未満
可)不良 7.4%〜8.4%未満
不可 8.4%以上

■ 特定健康診査項目の判定値

項目名 保健指導判定値 受診勧奨判定値
HbA1c(NGSP) ≧5.6% ≧6.5%

*平成25年度よりNGSP値へ

(2)血圧
■血圧のコントロール目標
収縮期血圧 130mmHg未満
拡張期血圧 80mmHg未満
■腎症を伴う場合(タンパク尿出現)
収縮期血圧 125mmHg未満
拡張期血圧 75mmHg未満

(3)体重
 標準体重を維持することが、最も生活習慣病になりにくいとされています。ただし減量は「1年で10kg、あるいは1ヶ月で1kg」のペースで行いましょう。また「減量とは言わないが、体重が増えるのだけ」は防ぎましょう。そのためには、体重測定が一番なので、診察の前に体重を測定します。体脂肪計だとすべてのデータが出るので便利です。

標準体重=身長(m)×身長(m)×22

(4)尿糖
 血糖値が160〜180mg/dlを越えると、尿中にブドウ糖が出てきます。そのためおおよその血糖値の範囲を知る上では有用な指標とされています。
 しかし尿糖がでても、必ずしも糖尿病とは限りません。腎性糖尿といって血糖値が高くなくても尿に糖が出やすいタイプの人もいます。いずれにしても、尿糖検査はスクリーニング検査であり、糖尿病の診断には血糖測定が不可欠です。
 では、なぜ毎回検尿をする必要があるのでしょうか?
 それは『尿タンパク(糖尿病性腎症)』の出現を見逃さないためです。

(5)血清脂質
■血清脂質のコントロール目標
総コレステロール 200mg/dl未満
(LDLコレステロール 120mg/dl未満)
中性脂肪(早朝空腹時) 150mg/dl未満
※中性脂肪に関しては、3ヶ月に一度、空腹時で測定してください。

(6)喫煙
ズバリ、禁煙をしましょう!!
動脈硬化や、肺がん、肺気腫の危険因子になります。

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赤池循環器消化器内科