よくわかる糖尿病講座
糖尿病とは? 低血糖とは? 三大合併症 経口血糖降下薬について インスリン製剤の基礎知識 SMBG(血糖自己測定)とは Sick day
ステップE インスリン製剤の基礎知識(1)

1.作用時間から見たインスリン製剤の種類

(1)超速効型:ノボラピッド注、ヒューマログ注(HDも)、アピドラ注
(2)速効型:ノボリンR注、ヒューマリンR注
(3)中間型:ノボリンN注、ヒューマリンN注
(4)混合型:イノレット30R注、ノボリン30R注、ヒューマリン3/7注,ノボラピッドミックス注(30、50、70)、ヒューマログミックス注(25、50)
(5)持効型:トレシーバ注フレックスタッチ、ランタス注(XRも)、インスリングラルギンBS注、レベミル注
(6)超速効+持効型:ライゾデグ配合注フレックスタッチ

2.インスリン効果の現れ方の目安

  製剤名 作用出現時間
(注射後)
最大作用出現時間
(注射後)
作用持続時間
(注射後)
超速効型
食後の追加分泌を補う
ノボラピッド注 10〜20分 1〜3時間 3〜5時間
ヒューマログ注(HD) 15分未満 30分〜1.5時間 3〜5時間
アピドラ注 15分未満 30分〜1.5時間 3〜5時間
 
速効型
食後の追加分泌を補う
ノボリンR注 約30分 1〜3時間 約8時間
ヒューマリンR注 30分〜1時間 1〜3時間 5〜7時間
 
持効型溶解
基礎分泌をより安定させる
トレシーバ注 定常状態* 明らかなピークなし 約26時間
レベミル注 約1時間 3〜14時間 約24時間
ランタス注(XR) 1〜2時間 明らかなピークなし 約24時間超
インスリングラルギンBS注 1〜2時間 明らかなピークなし 約24時間
 
中間型
基礎分泌を補う
ノボリンN注 約1.5時間 4〜12時間 約24時間
ヒューマリンN注 1〜3時間 8〜10時間 18〜24時間
 
混合型
追加分泌と基礎分泌の両方を補う
ヒューマログミックス注25 15分未満 30分〜6時間 18〜24時間
ヒューマログミックス注50 15分未満 30分〜4時間 18〜24時間
ノボラピッドミックス注(30,50,70) 10〜20分 1〜4時間 約24時間
ノボリン30R注 約30分 2〜8時間 約24時間
イノレット30R注 約30分 2〜8時間 約24時間
ヒューマリン3/7注 30分〜1時間 2〜12時間 18〜24時間
 
超速効+持効型 ライゾデグ注 10〜20分 1〜3時間 42時間

当院採用薬

定常状態* …時間的に一定し変わらない状態

(トレシーバ注の外国人データ作用持続時間は42時間)

2019年6月、持効型溶解インスリンアナログ「トレシーバ」と、ヒトGLP-1アナログ「ビクトーザ」を固定比率で配合した日本初で唯一のインスリンとGLP-1受容体作動薬の配合注射液【ゾルトファイ配合注フレックスタッチ】を承認取得したと発表。1日1回皮下注射投与で血糖値改善や低血糖リスク、体重増加などの抑制効果も期待される。

引用参考文献:糖尿病リソースガイドより  R1,8月改訂

このページの先頭に戻る
赤池循環器消化器内科