よくわかる糖尿病講座
糖尿病とは? 低血糖とは? 三大合併症 経口血糖降下薬について インスリン製剤の基礎知識 SMBG(血糖自己測定)とは Sick day
 
  1.作用時間から見たインスリン製剤の種類  
   
  2.インスリン効果の現れる目安  
   
  3.インスリン注射回数と製剤の選び方  
   
  4.インスリン注射を打つときの注意点  
   
 
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ステップE インスリン製剤の基礎知識(2)

3.インスリン注射回数と製剤の選び方
(1)超速効型インスリンアナログ製剤1日3回投与(毎食直前)

この投与パターンが適する代表的な症例
●基礎分泌は正常に近く、追加分泌のみが低下している症例。
●糖尿病罹病期間が短い症例。
●SU剤二次無効例。

(2)インスリンアナログ混合製剤1日2回投与(朝・夕食前)

この投与パターンが適する代表的な症例
●生活が規則正しい症例。
●日中インスリン投与が困難な症例。
●すでに混合型ヒトインスリンを1日2回投与しているが、食前前の投与を希望する症例。
●NPHあるいは持効型溶解インスリンを1日1〜2回投与している症例で、血糖コントロール不良例。

(3)朝・昼食直前に超速効型インスリンアナログ製剤+夕食直前にインスリンアナログ混合製剤

この投与パターンが適する代表的な症例
●超速効性インスリンアナログ製剤の1日3回投与で、朝食前空腹時血糖値が高い症例。

(4)超速効型インスリンアナログ製剤1日3回投与(毎食直前)+就寝前に中間型(または持効型溶解):Basal Bolus両方

この投与パターンが適する代表的な症例
●超速効型インスリンアナログ製剤の1日3回投与で、朝食前空腹時血糖値が高い症例。
●食事量・時間が変動しやすい症例。

(5)朝・夕食直前にインスリンアナログ混合製剤+昼食直前に超速効型インスリンアナログ製剤

この投与パターンが適する代表的な症例
●すでに二相性インスリンを1日2回投与しているが、昼食後および夕食前の血糖コントロール不良例。

(6)朝・夕食直前にインスリンアナログ混合製剤+昼食直前に経口血糖降下薬

この投与パターンが適する代表的な症例

●すでに(二相性)インスリンを1日2回投与しているが、昼食後および夕食前の血糖コントロール不良例。
●日中インスリン投与が困難な症例。

4.インスリン注射を打つ時の注意点

◎中間型と混合型インスリンは、注射の前に毎回、必ずカートリッジ内のインスリンが均一に濁るまで、少なくとも10回、ゆっくりペンを振って下さい。

●インスリン療法のポイント
◎インスリン注射部位と吸収速度
インスリンの注射部位は、腹壁、上腕、大腿、臀部などですが、自己注射が原則であるため腹壁が最も一般的です。その理由として以下のようなことが挙げられます。
・注射部位により吸収速度が異なる。
・安静時での吸収速度は、腹壁>上腕>臀部>大腿の順である。
・通常の身体活動量では腹壁が最も吸収速度が安定している など。

血糖コントロールを安定させるため、注射部位は腹壁または大腿のいずれかに固定し、注射部位の硬結を防ぐため、注射毎に注射位置を2〜3cmずらしながらローテーションを行います。

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赤池循環器消化器内科