【検査75gOGTT】とは、ブドウ糖負荷試験のことです。糖尿病が疑われている人に、糖尿病かどうかを確定診断します。

毎月採血してチェックしているHbA1c。今月の結果、あなたはどこになるかな?

高尿酸血症、高血圧、 肥満、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高血圧・ 高尿酸血症、高血圧などについて。

 
 

糖尿病用語集

PMV

PWVとは、脈波伝播速度といい、動脈壁の堅さを評価する指標です
簡単に動脈の閉塞状況と硬化状況が確認でき、高血圧や高脂血症治療における動脈硬化度の判定に役立ちます。検査は、約5分間で終了。実際の測定に要す時間は、2分間以内です。
費用は、糖尿病や高脂血症などの疾患がある方は保険適応となりますが、それ以外の方は、1回の使用において自費3,000円を請求致します。

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メタボリックシンドローム

別名は内蔵脂肪症候群と呼ばれます。
内臓脂肪の蓄積が原因でウエスト周囲径が男性 85センチ以上・女性 90センチ以上で、これに加えて血清脂質異常・高血圧・高血糖の3項目のうち2項目以上に該当する場合にメタボリックシンドロームと診断されます。
血清脂質異常  トリグリセリド値  150mg/dL以上
         HDLコレステロール値  40mg/dL未満
血  圧    最高血圧 130mmHg以上 最低血圧 85mmHg以上
高 血 糖   空腹時血糖値  110mg/dL以上
メタボリックシンドロームと診断された場合は、空腹時血糖値のみでは、糖尿病が見過ごされることがあるので、ブドウ糖負荷試験の検査も受ける方がいいでしょう。

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脳卒中

脳血管障害の発症時に起きる発作。手足のしびれ、麻痺、頭痛、めまい、吐き気、ろれつが回らない、意識障害、昏睡などがおもな症状です。
脳卒中の予後は、発症から治療開始までに要した時間の長短が大きく左右しますので、
このような症状が現れた場合は躊躇せず速やかに救急車を呼んでください。

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脳出血

脳血管の一つで、脳の内部や周辺の血管が破れて出血するものです。出血による浮腫が周囲の脳細胞を圧迫して脳内の血流量を減少させ、脳細胞の壊死を招きます。
壊死した部分が司っていた機能は失われてしまい後遺症が残ります。脳実質に起きる脳出血と、脳のすぐ外側で起きるクモ膜下出血があります。
いずれも高血圧が大きく関係しています。

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脳梗塞

脳血管障害の一つで、脳の血管が詰まりそこから先の細胞に血液が供給されなくなって、脳の細胞が壊死してしまう病気。血液が途絶えた部分を脳梗巣といいますが、脳梗巣の脳細胞の
機能は失われてしまい後遺症が残ります。

脳梗塞の原因として、脳血管と脳梗栓の二つがあります。
脳血管は、脳の血管そのものに動脈硬化などの病変があり、その箇所が詰まるものです。
脳梗栓は、心臓などの脳以外の血管内に付着していた血栓(血液の塊)がなにかの拍子に剥がれ、それが血液に乗って脳の血管に届き血流を塞ぐものです。
脳梗栓は心臓に病気があると起こりがちです。

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歯周病

歯を支えている歯肉などの歯周組織(歯茎と呼ばれる部分)の病気。
歯と歯肉の間に付着した歯垢に繁殖する細菌が原因で、歯周組織に炎症が起きます。歯肉が赤く腫れて出血したりしますが、虫歯と違って痛みなどがないため見過ごされやすいものです。
進行すると、歯がグラグラになり、抜け落ちます。高血糖状態では、口の中の細菌が増えやすく、歯周病や虫歯になりやす いので注意が必要です。

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尿路感染症

細菌感染により起こる尿道炎や膀胱炎、腎盂炎などのこと。
糖尿病で血糖コントロールがよくないと易感染状態になるので、さまざまな感染症にかかりやすいのですが、とくに女性の場合は尿路感染症にかかる頻度が高くなります。
また、合併症の神経障害があると膀胱内に尿が残った状態になりやすく、それも尿路感染症を招く一因です。

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網膜症の病期

糖尿病性網膜症の病期の分類は何種類かありますが、最もよく用いられているのは、単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜症の三つに分ける分類方法です。
単純網膜症は網膜血管の異常のみの段階、前増殖網膜症は虚血部分(血液が行き届いてない部分)が確認できるものの新生血管は発生していない段階、増殖網膜症は新生血管が発生しそれが硝子体のほうまで増殖した段階です。単純網膜症は血糖コントロールを厳格に行うことで改善します。

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網膜剥離

網膜に亀裂が入って剥がれたり、破れたりすること。
剥離部分は光を感知できないので、そこに相当する視野が障害されます。網膜剥離にはいくつかの発生パターンがありますが、糖尿病では牽引性網膜剥離というタイプがよく起こります。
これは、網膜症で発生した新生血管が硝子体に伸びてきて、硝子体に繊維様構造ができ、その収縮を介して網膜が引っ張られた結果、起きるものです。網膜剥離は発生後できるだけ早く治療することが予後を左右します。

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緑内障

目の病気の一種で、眼圧が高くなる病気。眼圧が高くなると、網膜で受けとった光の情報を脳へ伝える視神経が集まっている「視神経乳頭」と呼ばれる部分が圧迫され、視野が欠けます。進行とともに(ときに発作的に)、視野が狭まり失明します。糖尿病では網膜症から発生した新生血管の影響で、眼房水(眼球内の水分)の流れ口が閉まって高眼圧になる、血管新生緑内障というタイプの緑内障が起きることがあります。
通常の緑内障よりも治療が難しいタイプの緑内障です。

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白内障

眼球の中で、カメラのレンズに相当する水晶体が濁ること。加齢とともにだれにでも起きますが、糖尿病では白内障が起きやすくなります。濁った水晶体のため、網膜症の管理に必要な眼底検査を行えないような場合は、早めに白内障を治療します。

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体脂肪率

体重に占める体脂肪の割合。成人の男性は15〜20%、女性は20〜25%が適度とされています。体脂肪率を正確に確定するには大掛かりな設備が必要ですが、簡易的に測定する方法として以前から、皮脂厚計という測定器で皮下脂肪をつまみ、その厚さから算定する方法がとられてきました。最近では、家庭でも簡単に測定できる体脂肪計が普及しています。

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骨粗鬆症

骨の中がスカスカになって骨の強度が弱まり、骨疽の危険が高くなった状態。加齢によりだれでも骨量が減りますが、糖尿病ではその低下や神経障害による立ちくらみ、足病変などにより、転びやすい状況にあることが多く、それが骨折の頻度を高めるという背景もあります。

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食品交換表

「糖尿病食事療法のための食品交換表」のこと。正しい食事療法を簡単に進められるように工夫されたテキストです。マスターすれば、バリエーションに富んだ献立を手軽に楽しめます。姉妹書に「糖尿病性腎症の食品交換表」があり、こちらは合併症の腎症がある人のためのテキストです。

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網膜症

糖尿病の三大合併症の一つ。網膜は、細い血管が張り巡らされていて、高血糖による細小血管障害の影響を受けやすい組織です。細小血管障害によって網膜に虚血部分(血液が行き届いていない部分)ができると、そこから血管増殖因子が放出され、正常では存在しない新生血管が伸びてきます。新生血管は大変もろいので、出血を起こしたり血液成分が網膜にあふれ出たりします。それが網膜にさまざまな悪影響を及ぼして、視覚障害を起こします。現在、国内で毎年3,000人以上が糖尿病 性網膜症で視覚障害を起こしていて、これは成人の視覚障害の原因の第一位です。

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間欠性跛行

少し歩くと足の筋肉が痛んで歩けなくなり、しばらく休むと痛みがとれて歩けるようになるが、またすぐに痛む状態。動脈硬化で足の血管が細くなっているときに現れる症状。

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ケトン体

インスリン作用が不足しブドウ糖を利用できない状態で、かわりに脂肪がエネルギーとして使われたときに発生する物質、アセトン、アセト酢酸、ヒドロキシ酢酸の総称。ケトン体は血液や体液に溜まり、血液検査や尿検査で検出されます。

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足病変

糖尿病による合併症の一つ。神経障害の影響で感覚が鈍くなると、足に怪我や火傷があっても気づかず、しかも足先は目に触れる機会が少ないので異常を見過ごしやすいものです。また、高血糖では傷口から感染しやすく、傷が治るのにも時間がかかります。
そのため、小さな傷が潰瘍や壊疽に進行し、足を切断しなければいけなくなることもあります。異常を早期発見できるように、足のチェックを週間にしましょう。
なお、神経障害の影響で足の関節が変形したり(シャルコー関節症)、動脈硬化によって壊疽が起きることもあります。

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ソモジー効果

インスリン注射量が多すぎると低血糖になり、その反動としてインスリン拮抗ホルモンが分泌され、血糖値が上昇する現象です。インスリン療法をしている人に起こり、血糖自己測定で判断できます。起床時の血糖値が高い場合、夜間の血糖値が以上に低くなっていないか確認します。もし夜間に低血糖が起きているのなら、インスリンの注射量を変更したり夜食をとる必要もあるので、医師に相談しましょう。ソモジーというアメリカ人が最初に指摘しました。
なお、早期の高血糖の原因としては暁現象と呼ばれるものもあります。

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暁現象

おもにインスリン治療中の人に起きる早朝の急激な血糖値の上昇のこと。血糖値は通常、夜間は低いものですが、起床時に向けて血糖値上昇作用 のあるホルモンが分泌され、自律神経の緊張が変わります。
健康な人ではすぐにインスリンが作用するので、必要以上に血糖値が上 がることはありません。糖尿病でインスリン注射量の調節が適切でない場合は高血糖になります。なお、早朝の高血糖の原因としては、インスリン注射量が多すぎる反動で起こる、ソモジー効果と呼ばれる現象もあります。

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アルコール性低血糖

低血糖は、糖尿病で薬物療法をしている人に、薬の作用が強く現れすぎたときに起こるもので、速やかな対処が必要です。アルコールは肝臓がブドウ糖を作る働きを抑えるので、血糖値が低くなることがあります。アルコールを飲んでいる場合、低血糖で意識障害や昏睡に陥っても、周囲の人は酩酊と勘違いしてそのまま放置してしまうことがあり、危険です。
また、アルコールにより肝臓の働きが低下していると、血糖値が下がってもブドウ糖が新生されない、といった理由から、低血糖を起こ したり低血糖からの回復が遅くなります。

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食後過血糖

食事後に起きる異常に高い血糖の上昇。インスリンの基礎分泌はある程度保たれていて、空腹時血糖値は正常に近いとしても、追加分泌が不足していたり、血糖値上昇に対する反応が鈍くてインスリン分泌のタイミングが遅れると、食後過血糖になります。

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インスリン療法

体外からインスリン製剤を注射して血糖コントロールする治療法。1型糖尿病では必須で、2型でも他の治療法で血糖値が治療目標まで下がらない場合には必要です。使用するインスリン製剤は、血糖値降下作用の持続時間によって、速効型、持続型など数種あります。また1日の注射回数から2回法、3回法などのパターンがあって、患者さんのインスリン分泌状態にあわせて選択されます。血糖自己測定をしながら1回ずつ注射量を決め、できる限り良好な血糖コントロールをめざす方法を「強化インスリン療法」といいます。

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糖代謝

摂取した炭水化物は消化吸収されてブドウ糖となり、肝臓でグリコーゲンに変換して一旦貯積されます。身体活動でエネルギーを消費すると、肝臓はグリコーゲンを分解して再びブドウ糖を作り出し血液中に供給し、これがインスリンの作用を借りて細胞に取り込まれ、エネルギー源となります。このような体内での糖の変化の過程・サイクルを糖代謝といいます。

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高インスリン血症

インスリン抵抗性による高血糖を抑えるため、インスリンが過剰に分泌されている状態。この状態では、インスリン抵抗性をインスリンの 量でカバーしているため、血糖値はそれほど高くなく、糖尿病と診断されないことも少なくありません。しかし、そのような状態でも、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病が進行してしまいます。

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小児・若年者糖尿病

一般には、成人よりも小児・若年者に発病することが多い1型糖尿病のことを指します。身体の成長にあわせて食事やインスリンを調節する必要があり、心理的問題も多いことながら、よりきめ細やかな管理が必要です。
なお、小児・若年期発病でも2型糖尿病の場合もあります。

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内蔵脂肪型肥満

肥満は体脂肪が過剰に蓄積した状態のことです。脂肪のつき方により、皮下脂肪型(洋なし型)肥満と内蔵脂肪型(リンゴ型)肥満に分けられます。糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病とより深く関係しているのは内蔵脂肪型(リンゴ型)肥満です。このタイプの肥満は、外見からはそれほど太っているように見えないこともあり、注意が必要です。

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75gブドウ糖負荷試験

75gのブドウ糖をのんだ後、経時的に(普通は30分ごとに2時間まで)血糖値を調べる糖尿病診断のための検査です。空腹時に測定した血糖値が110〜125mg/dl、あるいは随時に測定した血糖値が140〜199mg/dlのとき、または、尿検査で糖が(+)の場合など、糖尿病が疑わしいときに行います。
空腹時110ml/dl未満で、かつ負荷後2時間値140mg/dl未満であれば「正常型」と判定されます。 空腹時126mg/dl以上、または負荷後2時間値200mg/dl以上の場合には「糖尿病型」となります。 この検査を行うとき、血糖中のインスリン(IRI)を同時に測定して、すい臓のインスリン分泌能力を 調べることもあります。

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すい臓・ランゲルハンス島・B(B、ベータ)細胞

すい臓は、胃と背骨の間に位置し、長さは約15cmで、数の子によく似た形をしています。すい臓は消化液を作り、十二指腸に分泌して、食物の消化を助ける役割をもっています。
一方、すい臓にはランゲルハンス島と呼ばれる組織があり、その中に、B細胞が存在します。B細胞からは、糖尿病と密接な関係のあるインスリンというホルモンが分泌されています。

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血糖自己測定(SMBG)

患者さんが、自分自身で血糖値を測定することをいいます。そのための小型で操作が簡単な測定器が発売されています。日常の血糖管理を行うために役立ててください。なお、使用については、いくつか注意事項がありますので、担当医師と相談してください。

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インスリン抵抗性

肝臓、筋肉、脂肪などの抹消組織でインスリンが十分に効果を発揮できない状態をいいます。血糖値を下げるために通常の量よりも多くのインスリンが必要になっています。その他、高血圧や肥満にもつながることが指摘されています。

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ケトアシドーシス

血糖値がきわめて高くなり、血液中にケトン体が増加し、血液が酸性に傾いた状態を糖尿病性ケトアシドーシスといいます。インスリンの作用が不足すると、エネルギー源として脂肪が利用され、そのときに体内で産生される化学物質(ケトン体)が増加します。病状が進行して、脱水状態になり、意識がもうろうとなり、やがて昏睡に至る場合もあります。

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血中インスリン値

血液中のインスリン濃度のことで、[uU/ml]で表します。空腹時は低い濃度ですが、食後は主に血中のブドウ糖の上昇に応じて、すい臓からインスリンが分泌され、血中インスリン値は上昇します。インスリン値の上昇が認められない場合は、すい臓のβ細胞の働きが低下していることが考えられます。

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尿蛋白・微量アルブミン

糖尿病のコントロールが悪いと、腎臓の糸球体の毛細血管がおかされて糖尿病性腎症を引き起こします。はじめのうちは何も症状がなく、尿を検査するとときどき蛋白が出る程度ですが、その後次第に、大量の蛋白尿が出るようになり、腎不全に進行することがあります。
最近では、試験紙で蛋白尿がわかるようになる前に、ごく微量の蛋白尿(これを微量アルブミン尿といいます)を測定して、早期の腎症を発見することができるようになりました。

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低血糖

血糖値が正常変動の範囲を超えて低い値を示したときを低血糖と呼びます。その結果、身体症状をきたした場合を低血糖と呼びます。その数値については70mg/dl以下が目安となります。
低血糖になると、まず警告を示す症状が起こります。すなわち、強い空腹感から始まり、動悸、いらいら感、冷汗、だるさなどの症状が起こるのですが、これらの症状は、血糖値を正常に保とうとするカテコラミンというホルモンが分泌されるためです。さらに血糖が下がると、異常行為、意識障害、けいれんなどを伴い、低血糖昏睡に陥ることがあります。インスリン注射をしている人や傾向血糖降下薬をのんでいるときには、十分注意して下さい。

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シックデイ

患者さんが何らかの原因で体調を崩したときのことをシックデイと呼んでいます。適切な日本語訳はありませんが、「体調が悪いとき」あるいは、「病気になったとき」を考えてみてください。感冒で発熱があったり、胃腸炎で下痢や嘔吐があっても、まったく食事をとらないのはよくありません。適切な水分や栄養補給をすることが重要です。このようなときには、血糖を上昇させるホルモンが平常よりも多く分泌され食事をとらなくても血糖が高くなることがあります。インスリン注射や内服治療に関しても特別の配慮が必要になります。あらかじめ医師に相談しておきましょう。

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境界型(糖尿病)

75gブドウ糖負荷試験における血糖値が、糖尿病型にも正常型にも属さないものを言います。軽い糖尿病や、糖尿病になりたての人が含まれていることがあるので、経過観察を必要とします。

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2型糖尿病

インスリン分泌低下を主とするものと、インスリン抵抗性を主としてインスリンの相対的な不足を伴うものがあります。発症は緩やかで、遺伝との関係が濃厚です。肥満、過食、運動不足やストレスなどが引き金となって発症することが多いことが知られています。基本的にはインスリン注射を必要としないことから、これまで「インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)」と呼ばれていました。わが国の糖尿病の大多数はこのタイプです。一般的には成人に多くみられますが、最近では若い人たちでも増えています。
ここで、ひとつ注意をしておきますが、インスリン注射をしている患者さんすべてが、1型糖尿病というわけではありません。2型糖尿病であっても、血糖コントロール状況が悪かったり、病歴が長くなると、インスリン注射が必要になってくる場合があります。

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1型糖尿病

すい臓のβ細胞が破壊されて起き、通常はインスリンが絶対的に欠乏します。典型的な発症は急激で、生命維持のためにインスリン注射を必要とすることから、これまでは「インスリン依存型糖尿病(IDDM)」と呼ばれていました。遺伝との関係は比較的薄く、自己免疫が関係していると考えられます。一般的には若い人に多く発症しますが、高齢者でも起こることがあります。

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高血糖

正常の血糖値より高くなった状態を高血糖と呼びますが、その数値をいくつにするかは一概には言えません。糖尿病の診断基準をもとに考えるなら、空腹時で 125r/dl、食後で200r/dlを超えたときは高血糖であると言ってよいでしょう。あるいは、自覚症状が認められるくらいの血糖値になった時に、 高血糖と言う場合もあります。

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血糖値

血液100ml中にブドウ糖が何mg含まれているか、その濃度を表しています。
空腹時では肝臓から血液中にブドウ糖が放出され、血糖値はほぼ、60~110mg/dlの間に保たれています。食後上昇した血糖は、インスリンの働きにより主に筋肉や肝臓に取り込まれ、血糖値は160mg/dl以下に保たれます。
糖尿病ではこの取り込みがうまくできず、血糖値が上昇します。

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尿糖

尿糖は、通常は出ないように腎臓が働いています。血液中のブドウ糖(血糖)は、腎臓が通過するとき、いったんろ過され、尿中に入り、その後、再び腎臓で吸収され、結局尿の中には出てきません。
ところが、血液値が170〜180mg/dlを超えると、腎臓の再吸収が追いつかず、尿糖が出てきます。しかし、尿糖が出ても、必ずしも糖尿病とは限りません。腎性糖尿といって血糖値が高くなくても尿に糖が出やすいタイプの人もいます。糖尿病の診断には75g糖負荷試験が必要です。

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生活習慣病

糖尿病をはじめとして、高血圧、高脂血症、肥満など(死の四重奏)は食事や運動不足、喫煙、飲酒を中心とした日常生活と大変深いつながりのある病気のことをいいます。以前は成人病と呼ばれていましたが、現在は20歳未満の人にもしばしば見られ「生活習慣病」と言われています。
これらは、いずれも自覚症状がないまま進行する病気で、治療をせず放置していると動脈硬化が進み、日本の死因の上位を占める脳梗塞や心筋梗塞などを発症してしまいます。 
これまでのライフスタイルを見直し、改善していくことが必要です。

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死の四重奏

死の四重奏という恐ろしい言葉があります。
心筋梗塞などの心・血管系の病気は突然死の過半数を占め、日本全体の疾病死因で、第2位という大変危険な病気です。耐糖能低下・高トリグリセりド血症・高血圧・上半身肥満の4つの危険因子を合併する病態がいわゆる「死の四重奏」であり、血管障害や突然死に直結するものなのです。
  その中で中心となるのは、内臓への脂肪蓄積(上半身肥満)と考えられています。遺伝的素因のある人に、過食・運動不足などの環境的要素が加わると、内臓への脂肪の蓄積がおこります。内臓への脂肪の蓄積は、膵臓から分泌されるインス リンの働きを弱め、耐糖能異常や高トリグリセリド血症を引き起こします。インスリン作用が低下すると、それを補う目的でインスリンが過剰に分泌されることになり、これが高血圧の誘因になると考えられています。
  死の四重奏は、別名「インスリン抵抗性症候群」や「内臓肥満症候群」とも称されます。すなわち、インスリン抵抗性というのが底流にあって、これが糖尿病や高血圧、高脂血症につながっていくことになるわけです。

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インスリン

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血液中の糖分を全身の細胞に取り込ませたり、脂肪や筋肉などに蓄えさせたりする働きにより、血糖値を下げています。
糖尿病はこのインスリンの分泌が不十分だったり、働きが悪いために血糖値が高くなる病気です。インスリン分泌が不足している場合に体外から注射で補うことで、血糖値を下げる治療法がインスリン療法です。

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HbA1c(ヘモグロビンA1c)

血糖コントロールの指標の一つです。血液が赤く見えるのは、赤血球中のヘモグロビン(血色素)によるものです。このヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結合して、グリコヘモグロビン(HbA1c) を作り出します。血液中のブドウ糖濃度、すなわち血糖値が高ければ高いほど、それと平行してグリコヘモグロビン(HbA1c) の濃度も高くなります。そしてグリコヘモグロビン(HbA1c) は、一度できるとその赤血球の寿命(約120日)がつきるまで消滅しないので、ヘモグロビンのうちグリコモグロビン(HbA1c) がどのくらいあるのか、その割合を 調べれば、採血時からさかのぼって、過去1〜2ヶ月の血糖の状態がわかるのです。
  正常値は4.3%〜5.8%です。たとえその時点での血糖が良くてもHbA1cが高ければ過去1〜2ヶ月は血糖値が高い状態が続いていたことになります。

糖尿病は高血糖状態が続くことで起こる合併症が恐い病気です。HbA1cは血糖コントロールに関する検査の中で、一番長い間の状態を知ることができ、治療する上で、とても重要な指標です。

HbA1cは最低6.5%未満にする必要があり、6.5%以上の場合では合併症の出現が高くなります。目標6.5%未満

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